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南区のフルーツについて

日本なし

夏から秋、長いものでは冬にかけて、日本のご家庭に広く親しまれるポピュラーな果物、日本梨。これらは、成熟期の果皮色が褐色になる赤梨と、黄緑色になる青梨のふたつに大別され、そこからさらに、特徴の異なるさまざまな品種に分かれています。
8月頃に収穫される早生種の「ハウス幸水」「幸水」に始まり、9月に入ると果肉の柔らかい「豊水」や糖度の高い「あきづき」、青梨系の「二十世紀」などが徐々に登場。10月からはボリューム満点の大玉品種「新高」や、お正月シーズンまで楽しめる晩生品種の「新興」などが出荷されます。

西洋なし

芳醇な香りと甘み、そしてとろけるような舌触りが絶品のル レクチエ。その栽培の難しさから、別名「幻の洋梨」とも呼ばれています。およそ100年前、原産国のフランスから新潟市南区の白根地域に持ち込まれ、生産がスタート。以来、地元農家の方々によって、少しずつ確かな栽培技術が培われてきました。
収穫が始まるのは10月頃ですが、そこからさらに約40日間追熟し、果実の色が緑色からまぶしいブライトイエローになったら食べごろ。ごく限られた時期にしか食べられない幻の味は、ご自宅用はもちろん、日頃の感謝を伝える贈答用にもおすすめです。

もも

新潟市南区の桃は、信濃川の支流である中ノ口川流域の肥沃な土地で栽培されています。実は新潟県は隠れた桃の名産地。夏場の日照時間が長く、豊富な日射量のおかげで糖度の高い桃が育つのです。早生で果肉の柔らかい「日の出」、大玉の「川中島」、晩生で果肉の引き締まった「白根白桃」など、さまざまな品種を栽培。代わる代わる旬がやってくるので、約2カ月ほど楽しむことができます。
新潟の桃は、果汁たっぷりで濃厚な甘さが特長です。

ぶどう

果実に多く含まれるブドウ糖や果糖は疲労回復に効果があるので、暑い夏のエネルギー補給に最適な果物です。表面を覆う白い粉はブルームと呼ばれ、水分の蒸発を守るためにぶどうが分泌する天然物質。軸の青さと合わせ、ブルームも鮮度を見分けるサインのひとつです。
県内で主に生産されている「巨峰(きょほう)」は、ぶどうの王様とも呼ばれるメジャーな品種。大粒で食べごたえがあり、糖度が高いだけでなく、コクもあるとして人気です。管内ではその他にも、「デラウェア」、「ロザリオビアンコ」、「早生甲斐路」や人気が高まっている「クイーンニーナ」、「シャインマスカット」など、地域ごとに多様な品種を栽培しています。